今期もっとも期待していたアニメの放映が始まった。
番宣で映し出される映像は、少し前のテレビアニメのようなタッチで、正直不安だったが、
評価をするにはまだ早いだろう。
第01話しかまだ観ていないので、率直な感想をだけ述べると、「面白そう」。
動画としてのアニメーションは、荒削りな部分があるが、「ファンタジー世界」を描くには、
このタッチで良いのかもしれない。
某「アウトブレイクカンパニー」とは全く違い、非常にシリアスな展開で幕を開ける。
最初の数分こそ、オタク全開な主人公が、同人誌即売会に行くという姿が描かれるが、
そんなのんきな雰囲気は瞬時に一変する。
銀座に突如として現れた古代の神殿を彷彿とさせる門(ゲート)。
そこからやってきたのは、武装した人間とおぼしき生物と、モンスター達。
彼らは武器を片手に、或いは己の身体そのものを刃として銀座の街を歩く人々に襲いかかる。
響き渡る悲鳴。飛び散る血飛沫。
「ファンタジー世界に自衛隊が乗り込む」という言葉から受ける印象とは全く異なる。
なすすべもなく無慈悲に命を奪われる人々。震える手で拳銃を発砲する警官。
逃げ場を失った人々は皇居へと押し寄せる。
国民の安全を確保するために皇居への入場を認めた天皇(当たり前だが)。
市ヶ谷(防衛省、自衛隊市ヶ谷駐屯地)から飛び立つ最新鋭の武装ヘリ。
死守の構えの桜田門。
正直、現代社会を舞台にした作品で、
こんなにゾクゾクとした展開のアニメを観るのは久し振りだった。
と、熱く語ったのはいいものの、この先の展開を想像するに、
異世界にはやっぱり美少女エルフとか魔導師とか居るわけで。
ただ、スタッフが本気で作品を作っていることは伝わってきた。
スタッフロールに現れる防衛省や自衛隊の文字も頼もしい。
今後に期待!